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基本情報

1.冷媒とは

 冷媒とは、冷凍サイクル中にあって、低温部から高温部へ熱を運ぶ、いわゆる冷却の媒介を行う物質で、アンモニアやフロンのように、サイクル中において状態変化をおこなう液体(気体)である。 冷媒は、低温部から熱を吸収することによって液体が気体になるが、これを圧縮して高温部へ熱を放散すれば再び液体となるように、物質の状態を変化させることによって、熱の吸収や放散の役割をはたす。

2.冷媒の種類

 冷凍に用いられる冷媒は、1945年以前には、アンモニアをはじめメチルクロライド、炭酸ガスなどの自然冷媒が主なものであったが、1930年にアメリカでフッ化炭化水素冷媒であるフロンガスが発明されて以来、急速にフロンが普及した。しかし近年、フロンがオゾン層の破壊や地球温暖化を関与する点が指摘され、再び 自然冷媒の普及が始まった。 フロンはフルオロカーボンの商品名が一般化したもので、炭化水素をベースとするハロゲン系冷媒の総称であり、その組成によって数多くのフロンが存在するが、大きくCFC、HCFC、HFCに分類される。 冷媒にはそれぞれ固有の名称があるが、化学名では記憶しにくく、また間違いやすいため、冷媒の種類によって番号を定め、冷媒(refrigerant)のRを記号の頭につけて呼ぶ方式が採用されている。

(冷媒の命名法)

冷媒の命名法

3.冷媒の基本特性

 冷凍に用いられる冷媒は、1945年以前には、アンモニアをはじめメチルクロライド、炭酸ガスなどの自然冷媒が主なものであったが、1930年にアメリカでフッ化炭化水素冷媒であるフロンガスが発明されて以来、急速にフロンが普及した。しかし近年、フロンがオゾン層の破壊や地球温暖化を関与する点が指摘され、再び 自然冷媒の普及が始まった。 フロンはフルオロカーボンの商品名が一般化したもので、炭化水素をベースとするハロゲン系冷媒の総称であり、その組成によって数多くのフロンが存在するが、大きくCFC、HCFC、HFCに分類される。 冷媒にはそれぞれ固有の名称があるが、化学名では記憶しにくく、また間違いやすいため、冷媒の種類によって番号を定め、冷媒(refrigerant)のRを記号の頭につけて呼ぶ方式が採用されている。

冷媒の命名法



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